ハーレーダビッドソン工場、ウィスコンシンから世界へ

ハーレーダビッドソン工場、ウィスコンシンから世界へ

ハーレーダビッドソンの工場はアメリカ中にありますが、全てのモデルの設計はウィリーGダビッドソン製品開発センターで行われています。

ウィスコンシン州にある本社に近い工場は3つあり、ピルグリムロードではビッグツインのエンジンが組み立てられます。同州には他にも、キャピタルドライブでスポーツスターのエンジンを組むためのものや、ビューエル本体を組み上げる専用のものがあります。さらにウィスコンシン州北部トマホークでは樹脂製パーツを製造し、ペイントも行っています。このように、ウィスコンシン州はハーレーダビッドソンの拠点となっています。

ウィスコンシン以外の州では、ミズーリ州のカンサスシティで、スポーツスターが仕上げられ、ペンシルバニア州ヨークではエレクトラグライド系とソフテイル系が組み上げられます。そして、アラバマ州のタラデガにある試験施設でテストが行われた後、世界中に出荷されます。

さらに、アメリカだけでなく、南半球へ出荷する拠点をブラジルのマナウスに、世界への進出としてインドのパワルに二歩目を置いています。それぞれの国と地域の政策や工業情勢を見極めながら、ハーレーダビッドソンはアメリカから世界に進出しています。